1型糖尿病

どんな疾患?

1型糖尿病とは、血糖を下げるホルモンであるインスリンを分泌する膵臓の細胞(β細胞)が壊されてしまう病気で、β細胞からインスリンがほとんど出なくなってしまうため治療にはインスリンの補充が必要不可欠となります。
1型糖尿病は、主に自己免疫によって生じ過去のウイルス感染が関与すると考えられております。日本人の糖尿病患者の約3~5%が1型糖尿病と言われています。

当院ではこのような治療を行います

1型糖尿病の治療では、膵臓移植や膵島移植を受けるか、血糖測定をしながら毎日数回のインスリン自己注射またはインスリンポンプと呼ばれる医療機器による持続皮下インスリン注入(CSII)といったインスリン注入を続ける以外に治療法はありません。

当院では頻回のインスリン自己注射による強化インスリン療法で治療を行います。おおよそは長時間作用するインスリンを1日1回注射、3食の食事のタイミングで打つ短時間作用のインスリンを3回注射といった頻度となります。コントロールの状態や生活習慣、環境によりインスリンの種類や打つ回数は変化します。

インスリン自己注射での治療が難しくインスリンポンプの治療が必要な方はCSIIを行っている病院へのご紹介を致します。

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